アイドルにはアイスクリームが似合う

ギリギリだけど雪だるまってきた。

id:schooldays2さんのエントリに触発されて、私も非公式中島健人盛りを勝手に作ってきました。

http://d.hatena.ne.jp/schooldays2/20120807/1344339348



ラブポーションサーティワン+プラッドオレンジパッションソルベ

まずラブポーションは「恋の媚薬」ってことで健人くん的にはずせないでしょう。チョコレートが♡でかわいいんだけど、ラズベリーとバニラの間に入るとちょっとした苦いアクセントになるので、やや大人っぽい味なんですよ。あとテレポーテーションに語感が似てる…。

そしてブラッドオレンジパッションソルベは、私があんまり甘めのアイスクリームが苦手っていうことでチョイスしたことが大きいのですが、力技で「健人くんもパフォーマンス濃厚だし情熱的だし甘酸っぱいよね〜☆」ということで。あとオレンジだし。

あーもう雪だるま終わちゃっいましたね。でも食べ物のかわいさとアイドルのかわいさの親和性、いいなーと思ったので、今度は同じことをコールドストーンでもやるか…^^

Sexy Zoneサマリー2012 メモ②

■9/1

・上手はじっこ
・なんだか知らないけど鳥肌立つほどトラジャがかっこよく見える日だった。
・健人ビリビリ「宿題なんか忘れて俺と付きあおうぜ」
・マリウス、防災訓練のことを「みんな暴走訓練した?」
・マリウス日本語でなんていったらいいかわからず「Hecticなの」
 健人、お得意の英語発音で「Hectic!」
 そこへ勝利「まぁおいときましょうかー」
・健人VOGUEの外人の女性カメラマンの話。OK!Fantastic!と言いながら股を広げて座る
・ジュニア登場シーンでみんなでデングリ返ししながら登場。颯くんはそのまま倒立で歩く。
 颯「みんな元気?今日もがんばるよ!」
・マリウスがなんか言ったところに風磨「だまれ」
 それを見た健人が「かわいそうだろ、子供なんだから」
・風磨がセクゾンのときにマンションのジュニアに指さししてにやってしてた


■9/2①

・聡ちゃんツッコミ「ちょっとなにいってるかわからないんですけど」←風磨の真似?
・健人、マリウスの本名を「マリウス葉成龍シュミッヒショリウス」
・風磨が暴露。マリウスが考えた最初の勝利ラップは「運動会のマラソンで1位だよすごすぎるー」
・颯くんの新しい芸、¥マーク!
・げんきくんがおなかがいたいというので、「チチンプイプイっ」て治してあげるけんとっと
・With you健人「俺はお前しか愛せないー」風磨「俺もお前しか愛せないー」言葉の意味に気づいて、ステージの下手上手両方で同時に笑い崩れるふまけんかわいいかわいいかわいい!



■9/2②
・元太くんロックオンした日
・ビリビリの朝日がかっこよすぎて。「男なんだ」のところの朝日が激しく「オトコなんだぜぇ?」みたいな感じでかっこいいかわいいかっこいい
・てか宮近のイフワナのイエエエのところのダンスがかっこいいんだよねぇ、プライドみたいなのが滲み出てる。動きとしてはSHINeeSherlockのサビのダンスに似てるかもね。
・健人くんが何か言って、それに対して聡「だって女の子だもんね」マリウス「バレちゃったかー」
・風磨「因数分解たのしーよなー!」聡「どーでもよくなってきた」
 電車の中?で勝利くんが健人くんに「因数分解できる?」って聴いてきて、問題渡して、それを解く健人
・健人「テクマクマヤコンテクマ…ヤコン」風磨「ハイ噛みましたー」マリ「でもカワイイから許す」
・With youのときにすべった健人かわいい


■9/3③ 
・下手。やや視界不良かも。
・あむあむ「真実は1つ!乳は2つ!」
・あむあむと神宮寺でぐだぐだトイ・ストーリーコント
・最後はララリラ。涙ぐんでいたらしい風磨。
・勝利くんは泣いてしまったのか、最後の挨拶でずっとステージに背を向けたままだった。



【総論】
トラジャのかっこよさが天井知らずなんですけど…。少年漫画の第2部が始まって新たに登場する超人気悪役集団みたいな…リボーンでいったら黒耀中みたいな。

元太くんが大好きになりました。表情がゆたかで、ダンスも丁寧。なにより、セクサマの振り付けで「シャーベットみたいな」のときに手を口元にあてて、なんかほんとに食べてるみたいに見えるのがかわいいのよねー。

Sexy Zone SUMMARY2012 メモ

セクゾンサマリー2012 思い出メモを記しておきます。
正確さにはかなり危ういところがあります…。来年読み返したらきっと楽しいだろうなくらいの気持ちです。



■梅芸8/11
・神宮寺さん「大阪ひとつにしようぜ!」ひとつに…する?
・5人でビリビリかー…
・健人くんのビリビリはこのときは、「朝までビリビリしようぜ」だった
・神宮寺くんと健人くんががしっと握手みたいなことをすれちがいざまにした
・風磨くんがマリウスの言ったことに対して「これで5年後10年後いじってもらえれば…」
・風磨「かわいい?知ってる」健人「お前のかわいさ知ってるのはオレだよ、一番」←なんの張り合いだよ
・松島「最近メンバーにバカにされます」
・聡くんが何に似てるのか客席に尋ねるとカピバラ〜という声。それを松島「カツ丼?」と聞き間違える。勝利「カツ丼の何に似たんだよ、カツの衣か?卵かどっちかにしろよ」とツッコミ。
・風磨「松島はトリコの小松に似てる」
・ひとしきりみんなでダチョウ倶楽部のどうぞどうぞをやった後、風磨「クソですねこのMC」
・風磨がマリウスに対して「ロック・リーみたいだな」健人「誰も我愛羅とか言ってないから」←この健人くんの入り方がすごいオタクっぽい…激しくオタクっぽい…

え、サマリー…?と思いながら、体調不良もあって新幹線でぐったりして帰った思い出。でもイフワナ前のアカペラの入り方がかっこ良くて震えた。

■TDC8/25 1〜3部
 25日は一日中、体調悪い上に緊張しすぎてメモとってなかった。

 1部…3バル上手後列で元太くんばっかり見てた。健人くんのビリビリは「朝だけど…キスしようぜ」
 2部…3バルド上手で松倉うちわを振っていた。ふまけんで「マリウスが好きなものはJ-POP K-POP Fカップ」の話をしてマリウスが全力で「ちがうー!!!」って否定してた。
 3部…心を入れ替えて健人うちわを持っていた。健人くんの美しさをただただ見ていた。
    颯「ヘッドスピンとメロンパンと岸くんが大好きな高橋颯です!」
    風磨「中島ぁ、俺らもこんなシンメだったらなんか違ったのかな?」
    ジュニア紹介に一言がつくようになった。

■8/26 1部 本日も3バルからスタート
・NYNYで松倉くんが座りながらひとり大きく踊ってるのに気づくかわいい
・ミッドナイトシャッフルで松倉くんのエアギターがすごい狂気
・ボール遊びの時に誰かが「ボール遊びしようぜ!」っていうんだけどそこで健人くんがひとりぼそっと「や、野球しようぜ?」
・健人くんのビリビリ「Good morning! kiss me baby?」それを風磨くんがビリビリの最後で静かにウケてにやにやしてる。しょり「伝説の回になりましたね」
・ドイツでは朝キスしないの?というくだりでマリウス「こういうの(軽いの)はやるよ、でもさっきのキスはこういうのでしょ?」と言ってディープキスっぽい真似してたんだけど、大丈夫か?
・昨日のワンピース見た人ー? のくだりで勝利くんは昨夜「10:20頃に出た」と健人くんにメールしたらしい。それを外出先で見た健人。
・見逃したらしいマリウス「インターネットで見るから」健人「それは海賊版…」
・イフワナの衣装を指し、風磨が「この衣装でワンピースでれば」と話したときに健人「なんでワンピースにこんな聖闘士星矢みたいな格好で」
・健人「ドラゴンボールとか出てみたい、ナメック星人とかなりたいよな」
・羽生田、着替えが間に合わず、衣装に袖通しながら遅れて登場
・健人がすしくんで大爆笑。勝利「自分で言って笑ってる!」
・ジュニアの誰かが「風磨くんの事好き!」って言ったときにマリウスが風磨くんの耳元で「僕もすきだから」
・いふわなの松倉くん上向くときの表情かっこいいなー
・健人「スッキリ爽快!梶山朝日!」朝日ドヤ顔
・風磨「オレのこと大好き!栗田恵!」

■8/262部 ド上手
・ビリビリ健人「Hey Baby, I'll kiss you 」
・中島の歩き方誰が似てるかコンテスト開催。最後になかじまけんとでーす☆ってピースつきでやった菊池くん優勝
・誰かに言った勝利のツッコミ「どこで育ったの?」←風磨「どこでそんなしょーもないツッコミ覚えた」
・勝利くんが稲垣さんの真似をやることになったとき、誰も頼んでないのに健人くんがやる気まんまんで香取くんの物真似を一緒にやると言い出す。風磨くんそのやりとりを見ながら「すごい後輩だなー…」
・マリウス、風磨に向かって「はい、じゃあ位置に戻りなさい」
・風磨くんの「お客さん笑ってくれるかどうかわからない、すっごいしょーもないんですけど…」なネタ。「右乳左乳交互に見て」健人、すたすたと風磨に近づいてぺしっとはたく「セクシーゾーンはそういうユニットではないですからね!」
・あむあむ、風磨と海に行って背中の皮がむけ始めた
・マリウス「神宮寺に〜」一瞬呼び捨て

■8/263部 健人くんがかなり見やすい席でした
・マリウス「かわいいそうくんだから、かわいそうなんでしょ?」
・健人「お父さんと深夜に”ガソスタ”に行ったら店員さんが寝ぼけてて窓開いてるのに運転席に霧吹きかけてきた」
・その話をループして披露する菊池くん、菊池くんのほうが手短に上手にまとめる。健人くん、話し方の勉強したほうがいいよ…
・マリウス、ミゲルくんの真似
・マリウスがアマールアマールをリクエストされたのに、「え〜やだよーできないよー」といってやろうとしないから
 風磨が大きな声で「マリウス!く う き!!!!」
・勝利くんがマリウスが何かいうのに対して「どした?」っていうのかわいい
・マリウスがアベンジャーズ見てきたって言ったら健人くんが興奮して「ドゥハハ」って笑った
・マリウスが常に家でも3Dのテレビだっていう話に菊池「始まった!貴族のあそび!」
・勝利「うし!」岸「もー!」
・勝利「神宮寺は樹くんと同じ匂いがする」という話から香水の話に。マリウスが日本語言えなくてPerfumeっていうと菊池くんがでたらめなチョコレイト・ディスコを歌い踊る
・ジュニアコーナーではけてくセクゾン。ひとりジュニアの中に残ってポーズ決めて待機。立ち位置に入られた栗ちゃんがそれをはがして、聡ちゃん去る。
・鏡で頭をもたせかけるときにしゃべってたふまけん(風磨くんがわらかそうとしてたらしい)
・水の中で踊るときに立ち位置間違えてちょっと水かかっちゃったときの健人くんの「Oh!」て顔かわいかった
・風を切ってで照明ついてどーんと出てきた健人くん神々しすぎてすげぇ!ってなった
・どんどん激しくなる「スッキリ爽快!梶山朝日」の勢いあるドヤ顔


【総論】
・健人くんがダンスうまくなった気がする。テレポーテーションかっこよすぎてなぁ…。
・聡ちゃんがいい意味で、デビューしたての頃の怖いもの知らずのMCでのうざさを取り戻してきた気がする。
 でもあの頃みたいに怖いもの知らずじゃなくて、大人っぽくなったというか。
・菊池くんがMCをまとめだすと頭の良さが垣間見えていい。菊池くんがそのうち司会とかやってもいいんじゃないあかなー。
・マリウスがブランコ乗って手振る瞬間がまごうことなき天使
・勝利くんのファンサ見てるとほんと心根が優しい子なんやなぁ…と。うちわにむかっておじぎしてたり。
 ボール遊びの勝利くんを見ていると、「そんな…ボール遊びなんかであなたみたいな神の子供が下界の人間に愛嬌を安売りしちゃダメ><」ってなる。まぁ、にやにやしながら眺めてたのですが。
・ほんとMCうまくなったよねぇ
・薔薇の花籠の演出が狂気

現場メモ 8月

秩父宮NEWSコン

まっすーのShareでの不意の涙とか、最後の4人の涙とか、ステージの上も客席もあれだけ同じ感情を分かち合えたコンサートって初めてだなと思いました。辛かったこともあったけどこの瞬間を迎えられてよかった、楽しかったと、会場中が心から思っていたコンサートでした。

シゲのヴァンパイアが超かっこよかった。自作の歌詞から生まれた演出。いつもちょっと照れたり、自分を卑下したりするシゲが自分の脚で、ステージの上のアイドルとしてかっこよさをまっとうする姿にしびれました。あと、まっすーが総じてかっこいいので、終わった後に「担戻りするー」とかぶつぶつ言ってた自分がいました…。


■えびサマリー18日
■えびサマリー19日

ずっと松倉くん見てた。

神宮寺センターでゆうふう挟んでその隣に松松シンメがいたの超胸熱だったし、ラブピで出てきて美勇人くんにだっこされる松倉ちゃんかわいかった…。

えびサマリーほんと楽しかったです。塚ちゃん大好きだよ…。塚ちゃん見てると、塚ちゃんの幸せを心から願ってるよ…みたいな気持ちになるよ。

現場メモ7月、8月

7/23 少年倶楽部収録
セクサマ初披露。MCとかいろいろおなかいっぱいでぐったりした日でした。

8/5 TIF
ぱすぽ、チキパ、YGA、トマパイ、快トロ、リリスク、しゃちほこなど…名前だけ知ってるーみたいな人たちを見てきました。チキパかわいかったです。リリスク楽しくてこの日からプチャヘンザ!が頭から離れません。出会ったときからダンスをする運命なのふたりは。ってフレーズが2012年イチ好きかもしれません。

「出会ったときからシンメになる運命なのふたりは」って替え歌も思いついたのでシンメ厨のみんなもお気に入りのシンメを浮かべながら\カミナッチャ!/


しゃちほこ、かわいかった。やぱりスタダの女の子が好きです。中3が多いしゃちほこは中3厨となっている私にぴったりでした。



8/10 神宮外苑花火大会

野外だ!花火だ!ビールだ!と思ってチケットとったけどそういえば私お酒飲めないし、国立競技場のアリーナは水以外の飲食物持ち込み禁止だし、はじっこすぎてセンター遠くてセクゾンほとんど見れないしでしょっぱい思いをした花火大会でしたが、上手の一番はじっこにいたジュニアが超かわいくて手を必死に振ったりして楽しかったです。

あとしょりたんの「こくりつーーーー!!!」って煽りとか、センターの花道をかけ出してく楽しそうなセクゾンちゃんたちはかわいくてかわいくて仕方なかった。国立ってほんと日本でもトップに立ったグループしか出来ない場所で、そんなところにイベントでも立てた彼らに、何年かかるかわからない未来を夢見させてもらって。そういえばももクロも「国立川!」っていってデパートの屋上を国立に見立ててライブやってた頃があったけどそのときの「かわいいなぁ」って感じを思い出した。今や国立が夢の距離ではなくなったりしているアイドルもいるのでセクゾンもがんばれ。

Sexy Zone 8/11梅芸の感想でふまけんソロについて考察

セクゾンサマリー@梅芸初日に行ってきました。

「サマリー」を期待して入るとやや肩透かしだった感は否めないものの、新曲をたくさんもらい、現在持ち曲の中で最高のキラーチューンであるイフワナも演出やダンスをバージョンアップさせていて、Sexy Zoneの更新の場としては十分楽しいものだったなと思います。

特に「サマリー」を「サマリー」たらしめていなかったのは30分の長いMCだったと思いますが、これこそセクゾン成長したなぁ…と思う部分でした。ファースト、アリーナにあった「なにしゃべっていいかわかんない…」みたいな空気はなく、みんながのびのびしゃべって、5人で集まったときの楽しさが伝わってきました。ユニットの結束力が強まったことが垣間見られたうれしい時間でした。

中でも特に印象的だったのがふまけんソロ。これについてはいろいろと思ったところがあったので以下にまとめます。1度しか見ていないので歌詞の内容とかがあまり頭に入っておらず、的はずれなこと言ってる節もあるので、ああ、こんな妄想があるんだなーくらいのノリでお読みください…。


■風磨くんと「櫻井翔」をつなぐものが現れたソロの演出

風磨くんの尊敬する先輩は櫻井翔くん。この日の公演でもジュニア紹介のとき、ジュニアに振られた話題をあたかも自分が振られたようにボケて「尊敬する先輩は櫻井翔くんです!」と何度も風磨くんは言っていました。しかし、風磨くんからは表面的に「櫻井翔」を感じることはできません。HIP HOPに傾倒している様子も見られませんし、ましてやキャスター志望でもありません。

風磨くんは本当に櫻井くんを尊敬しているのか…?と常々疑問に思っていたのですが、もしも彼が櫻井くんに影響をうけているのだとすれば…という仮定を行ってみて、見えてきたことがあります。

風磨くんが櫻井くんのどんなところを尊敬しているのか、については憶測に過ぎませんが、それは「反骨心」なのだと思います。表面的には「櫻井くん」を感じない、むしろKAT-TUNの曲だと言われても納得するような風磨くんのソロパフォーマンスでしたが、大きくとらえれば「櫻井翔」と風磨くんは「反骨心」というキーワードでつなげることが出来るのではないかとこの日のソロを見て思いました。

それはこのソロ曲の演出でした。風磨くんは曲が始まる前にテーブルの上の花瓶から赤い薔薇の花を手に取り、その花びらをすべて手で散らせてしまいます。赤い薔薇といえば、それはSexy Zoneのデビュー当時からのグループの象徴です。(実際この薔薇モチーフがデビュー曲以降で用いられたことはないですが、象徴といってもまだ有効でしょう)この象徴を手で散らせてしまうことに、少なからず衝撃を覚えました。

風磨くんの発言を見ていると「自分に正直すぎて誤解されやすいけど俺は俺でいたい」「アイドルじゃなくて普通の男子高生の自分を大事にしたい」など、常に何らかの反抗心を持ってアイドルをやっているように見えます。

Sexy Zoneはデビューから一貫して、非現実でファンタジーな「アイドルである男の子」というコンセプトのもとに売り出されており、その象徴が赤い薔薇という、少し気障なアイテムに込められていると思います。そんな赤い薔薇を散らすこの演出は、外から自分をアイドルたらしめようとする視線へ風磨くんが反抗しているように見えました。

しかし、風磨くんはただ反抗しているのではありません。曲が終わると風磨くんは、どこからともなく白い薔薇を手に持ち、赤い薔薇がなくなった花瓶にそれを挿します。壊した、と思えば新しいものをそこへ提示する。赤い薔薇がSexy Zoneをアイドルたらしめる一種のルールだとすれば、それを自分なりのいちばん美しい回答で塗り替えるのが、風磨くんのやり方なのだと、この演出から感じました。

ところが、この風磨くんの反骨心は櫻井くんの見せる「反骨心」とは少し違うように見えます。

櫻井くんの反骨心の現れは、例えば「Anti-Anti」のように「アイドル」を見くびっている外野を「あぁもういい黙ってな」とDisるものです。例えばジャニーズにありながらHIPHOPを自分の武器として用いて、「ステージ上終身雇用」「HIPなPOP STAR」と高らかに宣言するものです。

櫻井くんの反骨心は、自分の立ち位置を「アイドル」に置きながら、「アイドル」の外にいる人々に向けられています。彼はジャニーズ事務所所属のアイドルである自分をあえて肯定することで、アイドルに横たわる大きな偏見へ反抗しています。

対して風磨くんの反骨心は、ファンや、メディアなど自分をアイドルたらしめる視線、つまり「アイドル」の内側にいる人々に向けられており、風磨くんは外から規定される「アイドル」の立ち位置から逃れようとしています。風磨くんと櫻井くんの反骨心は、自らが立っている位置も、向かう方向性も異なるのです。


■健人くんのソロと風磨くんのソロ

櫻井くんを尊敬する先輩にあげるのであれば、櫻井くんと同じ方法で反骨心を表すほうが、本人の実感として憧れの先輩に近づいた手応えがあるのでは?という疑問が浮かびます。しかし、なぜ真似しないのか。

恐らくそれは、櫻井くんがとったファイティングスタイルを真似るだけではただの二番煎じになってしまうからでしょう。それに、櫻井くんが胸を張ってアイドルの外野に対してケンカを売っていた時とは少しだけ「アイドル」という言葉への風向きは変わり、無根拠にアイドルを批判する「外野」も少なくなりつつあるため、焼き直しは新鮮味に欠けてしまいます。

もうひとつ、風磨くんが櫻井くんのように「アイドル」に敢えて自分の身を寄せることをしないのは、隣に健人くんがいることも何らかの影響があるのではないかと思います。

健人くんのソロは風磨くんと同じく洋楽っぽいダンスチューンでしたが、風磨くんがブラック度濃いめに対して、健人くんの曲はポップな印象がありました。何より印象的なのは歌詞のメインのモチーフが「テレポーテーション」だったことです。

テレポーテーションを使える超能力者。超能力者とは、見た目は普通の人間と変わらないけれど、驚くような能力を隠し持った現実離れした人間のことですが、これはまさにアイドルのメタファーだと思います。「テレポーテーション」は健人くんのエキセントリックなイメージにぴったりです。もはや今回のソロ曲に限ったことではありませんが、健人くんは常に現実離れしたアイドルである自分を誇示し続けます。

健人くんに「反骨心」はないように思いますが、「アイドル」という幻想に生身の体で真摯に向かっていく健人くんは、常に「アイドル」の世界の内側にあり続けます。外野をDisる言動こそないものの、アイドルの高みに立ってそこから胸を張ってアイドルであることを高らかに宣言することは、ある意味櫻井くんがとる立ち位置に近いものがあります。

だからこそ、風磨くんは櫻井くんとは異なる方法をとるのかもしれません。

健人くんの隣に風磨くんを並べると、二人がきれいな対称を描いているように見えます。風磨くんは「アイドル」の内側から逃れようと反骨心を発揮しているのですから。もしも風磨くんがアイドルの内側にいながら外に対して反骨心を表す姿勢であったら、この美しい対称は見られなかったでしょう。

どこまで意識しているのかはわかりませんが、健人くんと風磨くんは並べてみると美しく対称的な形を描いてくれることが多々あります。風磨くんの表現しているアイドルとしての形が、健人くんの影響をうけていて、逆もまた然り。というのはちょっと言い過ぎかなと思いますが、意識的にせよ無意識的にせよ、こうして対称的な表現をとる二人はやっぱり素晴らしいなと思えたソロでした。

現場メモ6月〜7月

1年を振り返るときの現場メモ。

■5/26 東京女子流ラゾーナ(1〜3部)
無銭現場だったので一日中ずっと見てました。2部は握手会も参加。


■6/2 bulb@チェルシーホテル
超楽しかった…


■6/3 A.B.C-Z with ジャニーズJr.@クリエ(1部)
宮司くんのうちわを持って入ったものの松倉くんから目が離せない。見てると自然と笑顔になれる踊りを踊る松倉くんはすごいね!素敵だね!っていう感じの。


■6/10 バレー@東京体育館
久しぶりにセクゾン見た。


■6/11  少年倶楽部収録
松倉くんがジュニアの2列目センターで客席から終始見えづらくてややテンション下がったけどオンエア見ると1列目ジュニアの間から顔出して紛れもないセンターだったので感動しました。健人くんがなんだか氷川きよしっぽかった一日でした。


■6/23 灰色のカナリア東京グローブ座
増田くんのいいところをぎゅっと濃縮した舞台でした。歌声が素敵。