韓国アイドルはじめの一歩

今日はわたしにジャニの素晴らしさを伝えてくれたアイドルヲタ師匠が韓国アイドルとかかけるらしきDJをするというので行ってまいりました。

出会ったときには男女問わず純然たる国産アイドルヲタだった師匠。しかし今ではすっかり韓国へ。
いってみると、そこには師匠を韓国へいざなった韓国師匠がいらっしゃる…!

周りの人たちにハマれハマれ、いや絶対ハマるだろお前と言われ続け、かたくなに拒否して一年。なんかでもさすがに食わず嫌いもやばいだろうと思い始めてきたので韓国師匠に、いろいろと私がハマれそうなポイントを伺ってきました。

いや…マジで韓国行きたくなってきたぞこれ。




※以下は韓国アイドルヲタのあいだで超常識な事項らしいです。

◆SMエンタテイメントという、大手の芸能事務所にどこぞのじいちゃんを彷彿とさせるようなイ・スマンという人がいて、その人がいろいろと仕掛けている。

◆所属アイドルは軽くイ・スマン教信者。

◆SMエンタではジャニーズのシステムを応用して、10歳くらいの少年少女をオーディションで集めて10年かけて「研修生」として育成。だいたい17歳くらいでやっとデビューさせる。

◆上下関係もあり。BoAのデビュー十周年お祝いコメントを同じ事務所の後輩タレントみんなで撮った。

◆競争がハンパないらしく、生放送の歌番組でどこのグループがその回で一番いいパフォーマンスを行ったのか電話で投票。1位になったグループは喜びのあまり泣き崩れる。

◆1位になったグループは喜びを「ファンのみんなのお陰で…」というのではなく事務所の幹部やマネージャー、スタッフの名前を挙げて感謝する。

◆日本では成長の過程を見せるのがアイドルの定石になりつつあるけど、韓国では完成されたダンスと歌声がないとまずデビューできない文化。

◆アートワークがすごい。SHINeeの「Juliet」とか。ずっとひとりのアートディレクターに任せているとかいないとか。

◆グループにひとり「マンネ」(末っ子)という立ち位置の人がいて、その人は無条件でメンバーのみんなからかわいがられる。


研修生システムとか、はい、大好物ですね!あとマンネってなにその制度、すげー。

ということでSHINeeを猛烈に勧められたので、今度ちょっといろいろと見てきます。

ちなみに韓国師匠に「嵐だったら誰が好きなの?」と聞かれて「にのですね」と答えると、師匠はすかさず「じゃあキミはkeyだね!」とコンサルティングしてくれました。すごい、カウンセリング化粧品でもそんなにずばっと的確に言われたことない。

ちなみに「二宮」=「key」となったのは、万能感なんだそう。あとkeyくんはアイドルが好きで日本にきたときに娘やらぱふゅのチョコレイト・ディスコやらを踊ってしまったという…なにその生ける伝説!

あと「二宮は好きだけど、でもNEWSの増田くんも好きなんですよ」と言ってみると、やっぱり師匠は出してくれました。「SHINeeだったら、やっぱONEWかもね!」

私の今までのイメージだと韓国にまっすーのような規格外でぶひぶひな子はいないと思ってた…んですが…いた!その場でさっそく写真見せてもらったら震えた。ONEWはそこまで規格外じゃないけど、この愛嬌は…完全に増田が纏うソレ。かわいい…韓国にも増田がいた…。

今まで、アイドルと言えばダンスとか歌声とか演技に潜んでいるどこかしら足りない部分にその人の男子としてのあるいは女子としてのリアル感があって、そこを愛でるものだと思ってて、韓国のアイドルの完璧すぎる歌と踊りにどこに愛せる「スキマ」があるんだろうと思ってました。友人の韓国アイドルヲタはアーティスト志向なのか「日本のアイドルって歌も踊りも下手くそで愛せない」とか言われたことに対しても「いやいやわかってねぇな下手であってもそこにある得体の知れない何か(なんだかスピリチュアルだな…)だとか、勢いを読み取って愛せるのがアイドルですよ」と本人に言ったことはないが心の中でほくそ笑んでいたわけですが。

よくよく考えてみれば自分だって日本のアイドルにそれなりの「プロ感」を求めているフシがあって、「鍛錬したんだなー」感を読み取るのだとすれば韓国アイドルのほうが何倍もの努力の匂いを感じることができる。

努力の痕だけがアイドルの魅力ではないけれど。

ただ、ステージに立ったときの圧倒される感じは、たぶん日本のアイドルも韓国のアイドルも持ってるものだと思うので、そういうところもこれから見ていきたい。