ももクロとかまってちゃん「みんな仲良くなれるかな?」なれてなかったね@AX 2/25

ももクロVSかまってちゃんいってきました。AXに。


やっぱかまってちゃん目当ての人が多く肌感覚としては「かまって6:もも4」。しかもまかってちゃんのほうが女性客多しでしたよ。でも、まぁかまってちゃんのファンでも、ももクロ気になってた〜的な人が多かったと思うので和やかなライブでした。


ももクロちゃんが先に現れて、ガリガリ気合の入ったステージ見せて、終わったらかまってちゃんの流れ。最後はかまってちゃんのアンコールで終了。
セッションとかないんかーい!「なかよく」なるんじゃないんかーい!!!!と思ったけど、、まぁ無理だよね。8時以降しおりんとあーりんはステージ出られないもんね。



ももクロちゃんについて

ももクロちゃんは、たぶんだけどアイドルアイドルって印象よりはイベントらしく自己紹介、そして攻め&アニメっぽさ全開のセトリでしたね。
怪盗少女、ココナツ、ピンキージョーンズ、キミとセカイ、ミライボウルChai Maxx、wordsとBELIEVEとパレパレード・・・最後に走れ!とツヨクツヨクかな。


スタンディングの後ろ側(段には登らないところ)が女性専用エリアだったのでそこで見てました。が、圧倒的にいつものお店イベントより見えにくいわな。。。人と人の間から見えるステージに来る子を目で追うだけで精一杯な。


でもこの日、初めて照明とか音響とかそろったハコでももクロちゃん見たので、かっこよさは半端なかったです。とくにありやす!あいつの生歌の気合の入りっぷりがすごかった。変なフェイク的な?拳的な?何かが入ってたです。ちっちゃくて姿はあんまり良く見えなかったけどwwももかだけじゃなく、みんな気合はいってたと思う。れにちゃん最後のほうワンテンポ早かった気がするw


そしてしおりんの「はーぁい!」「うおー」「はーぁい!」「うおー」の掛け声が虚しく途絶えてそこにあかりんがフォローを加える、というお約束も交えつつ、しっかり自己紹介できてたと思います。



以下、かまってちゃんについてと全体の感想を。基本的にいいことは言ってないのでかまってちゃん好きな人はごめんなさい。






■かまってちゃんについて

かまってちゃんは名前も知ってたしある程度曲も知ってたし何やる人たちかもだいたい話聴いてたし気になるので見ることにした、くらいの動機だったんですが…。


なんか曲聞きながらすごい退屈だなぁと思ってしまいました。いや、わたし、昔ロキノン厨だったからいけるかと思ってたんだけど、ああもうだめだなこういう音には反応できないなぁと感じてしまった。でも退屈だなっていうだけだとあれなので、なんで退屈なのか自分なりに考えてみた。

  • カオスな音が聴いてて気持よくなれなかった。シューゲイザーのようなカオスは気持ちが良いのですが、たとえていうならあれはミルフィーユで、楽器自体がめちゃくちゃに噛み合わない音はお菓子で喩えるとチョコパフェの上にいちごパフェの頭部分載せちゃったような…そんな音が好きになれなかった。
  • 童謡ピアノといじった変な声が嫌だった。デデマウスも、ホーミーみたいな声が、「黒板に爪を立てる音が嫌だ」という程度に生理的に受け付けない+童謡っぽいメロがなんか怖い(ごめん引き合いに出して)っていう理由であんまり好きじゃないんだけど、かまってちゃんも似たような音のような気がしてだめだった。
  • なんだか全然踊れる曲がなかった。
  • の子の存在。MC、キャラ。だいたいみんなで共感を得る系のバンドが好きくないので、例えば友達に無理やりサンボマスター連れていかれたときは居心地がわるかったものですが、後ろ向きな言葉で共感を得るっていうのがさらになんだかなぁと。


★そんなかまってちゃんでよかったところ:
ドラムの女の子がめちゃかわいかった。同い年だった。あんなにかわいい女の子なのに野太い音のドラムを格好良く叩くから、好きになった。なんつーか遠い友達になりたいタイプでした。



と、まぁ完全にももクロヲタのかまってちゃんdisりブログになってしまったわけですが、最後の、の子の「ポップとかロックとかどうでもいいんだよ!」っていう言葉で目が覚めました。私が求めてたのはいわゆる「ロック」だったわけだ。踊れて、がつんときて、気持ち良い瞬間が必ずやってきて…誰にも共感なんか求めてなくて、ていう。


例えば最近のバンドだとTelephonesとか来てたらわたしはきっと文句なく盛り上がれてたわけだけど。こういう感じ。



だから自分の中でも「ロックこうあるべき」みたいなものがあったのだなぁとちょっと思った。


そんな「ロックじゃない」かまってちゃんがこんなに人気なのはまぁの子のキャラクター性とか、自分をいじめた奴らに「佐藤死ね!」って堂々という気持よさ、後ろ向きの共感の力がこのバンドを支えているんだなと。


そうするとの子の人気もまぁ、アイドルがファンから支えられてる構造と変わらないのかも。いや、もっと言ったらの子に限らずなんだけど。「アーティスト」と「アイドル」のくくりなんてどうでもいい、と自分では思ってたはずだったけど、まだまだ自分も「アーティスト」「アイドル」の二項対立にとらわれてたのかもしれない。なんて仕事遅刻した挙句に早退してライブ見にいったダメ社会人が仕事よりも真面目になって自分に酔いつつ、帰りに唐揚げ食いながら考えてしまった。


だから、もうアイドルもアーティストもサブカルもオタクも関係ないじゃん的なことがこのイベントの狙いだったのかな?とか考えた。



■イベント全体について

でも、ほんとセッションなかったの残念だったなぁ…。なんかあの2つのグループを同じステージに集めることが今回のイベントの見せるべきところだったんじゃないのかと。勝手な妄想としてはかまってちゃん側が「ももクロだかなんだか知らないけど◯△※■◎〜!!」みたいなよくわかんないけど危険なことをいいつつ、その後にももクロが笑顔全開での子のもとを訪れ歪んだ笑顔で記念撮影をしたりするなど…みたいなイベントを期待してたんだけど、お互い自己紹介と告知だけで終わったのが残念だった。


でもこのイベントで一番わくわくしたのはももクロちゃん自己紹介で(特にあーりんで)笑い声が起こってたこと。
いっそこういうケンカ的姿勢をもっと出すイベントでもよかったんじゃないかなぁ。ってこういうところに楽しみを見出すところが私まだ「アーティスト」と「アイドル」の二項対立にとらわれてるかも。



■ハイここから昔話入りまーす。

でもケンカのある2マンとか楽しいんだよね…むかし、椿屋とムックが対バンしたときは「バンギャ」VS「ロキノン厨女子」の女の戦いだったからもっと激しくて面白かったです。椿屋もムックもルーツの音楽は一緒だし、ていうか門外漢からしたら椿屋なんてV系すれすれじゃねぇか、って突っ込まれてたかと思いますが、椿屋ファンは「椿屋がV系くくりに入れられちゃうなんて!いや!」って言ってたんだけど、ムッカーは「椿屋たのしみー」みたいに脳天気。


いざイベントになると先に出てきた椿屋ファンがステージの前のほうにそのまま残ってて、ムック登場。いきなり「蘭鋳」*1をぶちかまし、にょきにょき出てくる肩車の女子たちに恐れおののき、そいつらが倒れて女子だけのダイブの海になった瞬間にロキノン女子(といっても椿屋好きだからたぶんモッシュに慣れてない)が怖くなって後方へ逃げるという…。


そしてその後掲示板とかでムッカーが驚かせちゃってごめんねーとか、椿屋ファンが「ムックこわい…」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルみたいな感じになったりして楽しかったですね。ロキノン厨だったけどV系も好きでロキノン女子になじめなくて対立構造大好きだった田舎の娘にはとても楽しかったです。ちなみにあの日はセッションもあったし。中田裕二と達郎が歌うワインレッドの心とかすごかったので、ももってちゃんもセッションとかやればよかったのにー!


ということで最後のかまってちゃんの「夕方のピアノ」の「佐藤死ねー!」っていうところでは笑顔で拳を振っていた私でした。


(すいません、死ね、とかじゃなくて次はがんばってねHMV2マン!!なんだかんだでHMVでポイント貯めるの好きなんだから☆渋谷店復活期待してるんだから★)



でも、ムックとももクロ対バンさせたら面白いと思うんだよねー。バンギャ(女)とアイドルヲタ(男)という相容れない男女を一緒の空間に閉じ込めたらどうなるかが知りたい(でも基本マインドは一緒だよこのひとたち)

*1:ムックのライブで本当は最後のほうにやる盛り上がりどころ曲。前奏で女の子が肩車を作り出し、「ハイハイハイハイ!」と掛け声を挙げ、ギターが鳴りドラムが入り始めると同時に肩車が崩れてダイブの海に。でもみんな女子だから転がれなくてすぐ落ちる。危ないけど女子の業が見える素敵な光景。