4.10中野サンプラザももクロ春の一大事の感想(第1部)

ももクロ中野1部、2部いってきました。想像以上に壮絶な感じでした。

以下、感想羅列。時系列は無視してます。まずは1部から。






・あかりんの脱退がなければこっちが本物だったんじゃね?ってくらいに凝ったつくりのコンサートでした。や、もう、これは脱退劇を完全に涙の物語として消費しきれなかったヲタには1部のほうがお得感はあったのではないかと。(そこには少し自分も含まれる)


・1階3列目の下手で見てたけどももクロちゃんは最善エリアの端っこにはあまり目を向けないということがわかった…あくまで大勢のファンに対峙して大きなショーを見せる姿勢。アイドルにそれはありなのかなしなのか問われれば正直なしとも言えるかもしれないけど、それが「あくまでパフォーマンスを見せる」という意味ではももクロらしいのかも。


・曲の速さがすこーしだけ、遅く感じたけどこれは長いライブを見せる上での工夫なのかしら。


・まー何が凝ったって、まずももクロちゃんたちが覆面かぶって、それぞれに凶器持って登場。れにちゃんはパイプ椅子、あーりんは一斗缶、しおりんがタライだったかな…そしてプロレスの乱闘風味な演出を熱演。(すみません正直プロレスのことはよくわかりません)


・曲の間にはMCでケイ・グラントが登場。PRIDEネタですってね。


Chai Maxで武藤…ではなく神無月が登場。ももクロちゃんが気にせず踊る中で神無月がセンターでひとり武藤の物真似をゆるゆると繰り広げる奇妙な絵が見れた。ももクロが踊る中でひとり受身をとり転がる神無月。たまに長島監督になっていた。そして曲が終わると何も言わずにすぐにはけた。


・メンバーソロコーナーの後、後半戦へ移る合間の時間に、控え室にいるももクロちゃんに中継が入る。インタビューをとろうとしても、リポーターから向けられたマイクを不機嫌そうに逸らせるももかとかなこ。トランス状態にれにちゃん、動かないあかりん、不機嫌な演技がリアルで怖いあーりん、最後にしおりんはインタビューを受けるものの「後半盛り上がらなくなったらどうします?」という問いに「盛り上がらねぇの考えてできるかよ!」とカメラをごつっとはたく。(これも元ネタあるんでしょうけどまぁ元ネタをきっちり理解してなくても面白かった)


・話は前後しますがソロコーナーがやばかった。


・ももかはトップバッター。高いヒールを履いて危なっかしく階段を降りてきて、ウェディングドレスみたいなのを着てしっとりした曲を歌うももか。緊張してたのか、正直ももかの全力はこんなもんじゃないだろうという出来。ていうか、むしろこれは不得意そうなことをさせることによってももかという小動物を愛玩するプレイだった…かわいかったよももか…。


・れにちゃんは和服で登場して演歌。かなこは王道アイドルソング的なものを歌ってて、ちょいインパクト薄め。あかりんはももクリのときと同じ曲。


・しおりんもももクリのときと同じ曲だったんだけど、DVDで見たときにはさして記憶に残ってなかったのに、今日はかわいかった…。しおりんが黄色いドレスでピアニカ吹いてたのもかわいかったけど、うしろについてたえび中のふたり(あいあい…?ともう一人はすみませんわかりませんでした)が幼稚園児っぽい帽子と短パン、サスペンダー、白ハイソという犯罪なかわいさの衣装でリコーダー吹いてたからかな…もはや幼児性が一周回って性的なかほり…。

去年の暮れにみにちあ☆ベアーズとえび中とももクロの立川を見てからあいあいが気になって仕方なかった。それがしおりんの後ろにいたことで、なんでなのかわかった。あの娘のアイドル性は野性的。野生児として生まれたあーりんみたいな感じ。


・えび中は2曲やったけど、Theティッシュ半端ないな。前山田ワークス揺るぎないな!と思いました。あいあいの野性的な笑顔と踊りがいい。


・最強だったのはあーりんのソロだった。この人ひとりだけソロのクオリティが高すぎてどうすんだ!と不安になるくらいよかった。UFOの前フリみたいな音とダンスから始まって「ユッフォー」っていうところを「あーりん♪」っていう曲。りんりんりりん♪あーりん♪とかいう曲。ケーキやドーナツ、シュークリームなどなどお菓子のぬいぐるみがいっぱいついたマントを羽織ったあーりんが甘いものへの執着と戦う。あーりんのぷにっぷになその体を作ったカロリーたちと戦う壮大なテーマ。「アイドルだから甘いものはだめよあーりん」的な。そして禁欲からついに精神に支障をきたしてしまったのかマントを脱いでセクシーあーりんへと変身。「しゅうううくりいいいいむううふぅ」みたいな歌を口ずさみ、ロマンポルノな体つきを盛大にくねらせて桃色吐息。食欲と肉欲は比例しているとかいう話が頭をよぎる…。


卑猥。


ジャニヲタ的には、完成度、自覚的、やり過ぎ感に完全に手越の面影を感じてしまった次第です。


ていうか「あーりん」というキャラだけで一曲できちゃうような子がいてこのグループのバランスは大丈夫なのか、とちょっと心配になりました。ももかにも、こういうキャラ勝ちの曲をあげて欲しい。


・ただし、あーりんはソロ曲に力を入れた分、ユニットはなし。しおりん、れにちゃん、ももかの3人で「恋のダイアル6700」をカバー。これは、あぁ、そうだね、と。ちょっと新鮮味にかけちゃった印象。


・そしてやってきた、でこまゆのユニット曲は超絶名曲。あかりんとかなこの「バーカまゆげ」「うるせーでこっぱち」な子供の言い合いから始まって、最後には二人でボックスを踏み出すビューティー・ペアへのオマージュ。ちなみに前山田さん曲。いいところついてきましたね。




でもね…ももクロちゃんが嵐にかなりハマってるらしいという話を聞いたので、嵐ヲタ的にはこれはかなことあかりで大宮SKへのオマージュへも含まれてたんじゃないか…と思っちゃった。だって赤と青のハチマキで銀色の服着てバカやってるんだよ…大宮にしか見えなかったよ…や、私だけじゃないはずだ…一緒に入った嵐担の友達も言ってた…。いや、ほんとでこまゆ最高だな。


いろいろと盛りだくさんで、おなかいっぱいになったところで、ももクロ通常曲コーナーになり、みんないい笑顔で、泣かないまま終了。
たくさん笑ったいいコンサートでした。