9/29

9/29が過ぎました。もう半年前からやきもきして待っていたこの「バレーユニ発表日」が、とうとう現実になってしまいました。

WithYouを見たときに感じた多幸感をそのままに、そしてあのとき感じた少しざらつくような胸騒ぎもそっくりそのまま現実になってしまいました。ふまけんだけでゆごほくのいないそのユニット。年の近い男の子たちがふざけあうときのあの感じが大好きな私にとっては正直に言ってしまえば、WithYouの先に見えた未来が残念でした。ふまけんとは年の離れた子たちがそこにいたんですから。

でもそんなざらざらした寂しさは30日に録画した朝のWSできらびやかに飾り立てた二次元世界みたいなつくりの衣装にみを包んで、しっかりと前を見て歌う5人を3回くらい目にしたら消えてしまったようでした。今まで見たことない時間帯で、番組で、ふまけんが見られることに、大きなものが動き出したんだなと思いました。

ただ、Sexy Zoneというユニット名が我々の言語感覚の遥か上を飛び越えていくくらい、ぶっ飛んでいたので(だってどっちも汎用的に使われすぎて特に色がないし、特に語感もよくない、ぜんぜんうまいなぁと思えないけど、小中学生にセクシーって冠するのはこのご時世ギリじゃないか…というトンデモ言葉でしょう)ずっと悪い夢を見てるようでした。夢に見たら納得するよ。「なんか勝利松島マリウスふまけんでセクシーゾーンっていってデビューするって夢見たけどメンツもメンツだし、プレゾンとxyzの話ごっちゃになってね?あはは」って笑い飛ばせるほどですよ。

でも、本当なんですよね。

そしてやっぱりふまけん担としてはこれが夢で終わらないことを祈るのみです。ふまけんはもっと大きくなって、有名になって、日本中の女の子を夢中にさせる使命があるとか思っちゃってたので本当、デスティニー!!!ですよ。

Sexy Zone、これからどんどん面白くなっていくと思います。5人が5人ともとってもかっこよくてキラキラしていて、まさに何をしたって、普通にしているだけでアイドルが名乗れる5人です。アイドルになるための泥臭い努力とかそういう要素が彼らには必要ないと思います。泥臭さの代わりに、彼らはマイクに見立てた「セクシーローズ」を持っています。

おじいちゃんがどういう考えを持ってこのバラを持たせたのかはわかりませんが、これは新しい時代の幕開けなんじゃないかと思いました。

SMAP以降のアイドルが何をしてきたかといえば「アイドルらしからぬことをして笑いをとる」ということだったと思います。アイドルの中の泥臭い部分を見せていくこと。そしてこの手法は2010年代の現在、もしかして飽きられちゃってきてるのでは…と感じます。アイドルがバラエティに出てトークがそこそこできて当たり前の時代です。

そこへきて、二次元世界から降り立ったとみまごうばかりの圧倒的なルックスとともに赤い薔薇のSexy Zoneです。そのテレビの中には彼らへのツッコミがありません。ツッコミ不在の状況のなか、私たち視聴者が突っ込みます。「なんで赤い薔薇なの…」と。これがもしかして、これからのアイドルがとるべきコミュニケーションなんじゃないかってそんなことを鳥人間大会と「一億総ツッコミ時代」というキーワードから考えてました。(とはいえ全然的外してたらすみません)

さらにいうと、この先どんどん「ガチ」じゃないと人々が面白いと感じない世の中になってきていると思います。広告の作りての人が「最近はインターネットで人々の監視力がいい意味で上がったことで、仕事としてやっつけたコンテンツよりは本当に好きな人がつくったコンテンツのほうが人々に届きやすい」というようなことを言ってました。何かを本気で突き抜けてやっている人・モノに対して視聴者がつっこみ、笑い、笑ってるうちに巻き込まれて心揺さぶられる。そうだとすればここまで過剰に真面目に、アイドルをやることこそが、次の時代の「面白い」ことになるんじゃないかなって思います。

だからSexy Zone超期待してます。