アイドルと自己言及について
アイドル領域vol.3を買って、読みました。
- 作者: 斧屋,朝倉景龍
- 出版社/メーカー: 密林社
- 発売日: 2011/08/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あんまり頭が働かないのでぼんやりと思ったことを以下メモ程度に。
・アイドルと自己言及というテーマは面白かったです。
・アイドルらしさ、というものが歌詞にあらわれていて、それが各グループの中で少しずつ異なっている、という状況も面白いなと思いました。
・AKBがなぜここまで自己言及するのか…というところは私もすごく気になってたのでここらへんはもっといろんな人の意見が聞いてみたいです。
・ジャニーズの自己言及の歌詞を見ていくと、ジャニーズタレントって往々にしてアイドルである自分について言及すると、そのままヲタからの好感触を得られるという図式が続いているのかなと思います。
いきなり中島健人くんの話ですが、中島くんて常にアイドルである自分への自己言及をしている人ではないかなと思うのです。インタビューに見せる職業アイドルをまっとうすることへのストイックな姿勢とか。ポエムとか。投げキスとか。そしてそうやって彼はアイドル中島健人に自己言及すればするほどお客さんから返ってくる反応は「かっこいい」ではなくて「面白い」になってしまう。そういうところが中島くんが今までのジャニーズの男の子たちとちょっと違うところで、もしかするとそのあり方にSexyzoneも引きずられていくのではないかと思うのでした。薔薇のマイクなんかがまさにそれです。(という唐突な自担語りでした)
・アイドルと演劇についての論考がとても興味深かったです。アイドル演劇の理想型の一つとしてジャニーズの役名と本人の名前が重なる演劇について言及されていました。こうした演劇も、ある意味ジャニーズの自己言及のひとつなのかなと思います。
なんかもっと考えを整理したいんだけど頭が疲れている…のでこのへんで。